今回お話する都市伝説的な怖いお話は
アナタハンの女王事件
です。
こんなお話あるわけないと思っていましたが、マンガみたいな事件です。
アナタハンの女王事件
これは、1945年から1951年にかけて実際に起きた話である。
サイパン島から北方に117キロ、長さ約9キロ、幅3.7キロの小島がアナタハン島だ。
この孤島で1名の女性「比嘉和子」と32名の男性が共同生活をおくっていた。
男性達は次第に女性を巡り争うようになった。
1945年8月の終戦までに2名の行方不明者が出た。
1946年、B-29の残骸を発見した男がピストルを発見、さらに機体のジュラルミンを用いてナイフを作った。
それ以降、銃が権力の象徴となり、女性を巡る殺し合いがおおっぴらに行われるようになった。
1950年6月、米国船の救出により女性が脱出。
翌年の6月に19名の男性が救出された。
13名の男性が死亡または行方不明となった。
死亡の原因については、未だ明確にはされていないという。
アナタハンの女王事件: その後
この事件で救出された人たちの足取りは不明な点が多いです。
また、事件のことをメディアが大々的に、話を盛ったので一時期「アナタハンブーム」が起きたと・・・・。
終戦後間もなく、戦争に関するお話に世間が興味を持たなくなり始めたころというのも重なるでしょう。
さらには「男を惑わした女」と人気になっていき、映画化まで起きたといいます。
アナタハンの女王事件: 内容は真実か?
この事件の中心の女性は
- 「私を巡って多くの男性が殺し合ったとありますが、実際は2人だけ。」
- 「夫は4人だった」
- 「その他の人は「病死」「事故死」です」
と証言しています。
もちろん、彼女に有利な証言をしている可能性もありますが、少なくとも男たちが全員彼女を巡って殺し合ったという話には疑問があります。
まとめ: アナタハン事件はこんな事件
今回は恐怖体験談というよりも日本の都市伝説的な事件です。
本当に起きた事件ですが、その詳細は新聞社が盛った話です。
事件は実際にはありましたが、その中身は都市伝説となる事件。
それがアナタハンの女王事件です。
という訳で今回のまとめ
- アナタハンの女王事件は実際に起きた事件
- 1945~1950年に太平洋の孤島アナタハン島で発生
- 1人の女性と32人の男が共同生活
- 女性を巡って男性同士の血みどろの殺し合い
- 銃やナイフが権力の象徴と
- 米軍の救出時、13名の死亡・行方不明者
- 事件後、メディアが報道し「アナタハンブーム」に
- 映画化も果たした
- 女性の証言と食い違う部分が多め
- 事件はあったが、その中身は都市伝説的なお話
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