こんにちは^^タクヤンです。
今回都市伝説は
動物兵器
のお話です。
(都市伝説なので生暖かい目で見てやってください。)
動物兵器とは?
動物兵器とはその名の通り、動物たちを訓練して戦争などにおいて使用するという今なら動物愛護団体から火炎瓶を投げられそうな発想の兵器です。
おそらく、動物だからこそのポテンシャルを利用したもの。
ウイルス兵器といったものもありますが、
- 動物兵器: 動物を訓練して戦争に利用
- 生物兵器: 病原体などを利用
つまり
動物兵器 ≠ 生物兵器
といえます。
[スポンサーリンク]動物兵器にも種類がある?
- 移送手段用の動物
- 連絡手段用の動物
- 攻撃手段用の動物
- 索敵手段用の動物
特に動物単体で攻撃を仕掛けてくるのは、「アニマルウェポン」と呼ばれています。
これだけならライオンやワニ、鮫もある意味ではアニマルウェポンとも言えます。
しかし、アニマルウェポンの前提は「軍事目的での利用」かどうかです。
つまり、ただ自然界にいるだけの動物は「アニマルウェポン」ではないともいえます。
[スポンサーリンク]実際に使われた動物兵器たち
ここでは実際に歴史で使用されてきた動物たちの一部を紹介していきます。
- いつ
- 目的
- 成功したかどうか?
などを話していきます。
動物兵器1: 地雷犬
有名な動物兵器の一つが犬です。
相応の期間が必要になるが仕組みは簡単。
- 稼働させた戦車の下にエサを置く
- 条件反射でそれを覚えた犬が車両の下に潜り込むというもの
時代は旧ソビエト連邦が独ソ戦。
ドイツ軍の戦車を破壊するため、信管を取り付けた爆薬を犬に背負わせて破壊するというもの。
後は戦場で飢えた状態で放り込めば成功する・・・・かのように見えた。
実際に戦場に投入してみると失敗してしまった。
なぜか犬が自軍の戦車に潜り込んでしまい敵軍だけでなく自軍にまで被害が及んでしまったからである。
失敗した要因が物凄く簡単。
訓練に自軍の戦車を利用したから
犬は訓練下通り、忠実に戦っただけである。
動物兵器2: ロバ
意外かもしれませんが、ロバも動物兵器として利用されたことがあります。
そもそもロバの戦争への利用は古い時代。
馬と同様に輸送手段として利用されてきました。
- ロバは馬よりも小型なので能力は低い
- 馬が入手できる状況下ではロバはあまり利用されません
- 1910年ぐらいまでは故障した機械や負傷兵を輸送した実績
- 自動車が普及してからも山岳地帯では重宝
近年ではロバが動物兵器として利用されたのはアフガニスタン。
抵抗活動をしていたタリバーンがロバの背中に爆弾を積み、警察施設内に突入させるという事例があります。
動物兵器3: ウシ
牛は日本や中国で利用された歴史があります。
~日本での動物兵器:牛~
日本では平家物語の源義仲が俱利伽羅峠の戦い
牛の角に松明を括り付けて夜間の敵軍に突撃するというもの。
しかしこれには、「牛が果たして頭に火を灯した状態で前に突進するのか?」と信ぴょう性がありません。
近年では第二次世界大戦中に牟田口廉也将軍が牛に荷物を運ばせ、食料としても利用するという「ジンギスカン作戦」があります。
しかしこれは牛と水牛を同じと見なしてしまっていたので、失敗してしまった。
もう一つ、中国における牛の戦争利用のお話。
~中国での動物兵器: 牛~
中国では戦国時代に「牛の角に剣を付けて尻尾に葦の束を括り付けてそれに火を点けて敵軍に突進させる」という歴史があります。
こちらは日本の頭ではなく、尻尾の方なのでまだ信ぴょう性はあります。
動物兵器4: コウモリ
暗闇の中、動き回るコウモリ。
戦争兵器に使えるのか?という疑問点にアメリカがメスを入れました。
~アメリカ軍のコウモリ兵器~
コウモリは太平洋戦争時にアメリカ軍。
「ナパーム弾をコウモリに付けて日本を空爆する」という計画が立案された。
日光を避けるという習性を利用し、コウモリの夜明け前に日本に大量に放ち日本家屋の屋上に止まったところで起爆させるという作戦であった。
この計画には「人的被害が少なくなる」、「より広範囲に効果的」といった評価が挙げられた。
しかし、訓練に時間がかかりすぎたのと、マンハッタン計画が優先されたこともあり、計画自体が中止になったと・・・。
実験中に逃げ出したコウモリが近隣の空軍基地で火災を発生させるなど、自国内ではしっかりと戦果を挙げてくれています。
動物兵器5: ニワトリ
ニワトリはなんと核兵器に利用されるという過去があります。
~ニワトリの核攻撃~
時は冷戦時代、イギリスが西ドイツ領内に各地雷の配備を計画し、その計画内でニワトリが利用された。
概要は以下の通り
- 地下に核爆弾を埋める
- 埋めてからの数日間で電子部品が冷えて故障するのを防ぎたい
- ニワトリと一緒にエサを入れて体温で電子部品を温める
誰が思いつくんだよと思いますが、実際本当に計画されたことがあります。
しかし、放射能の危険性や政治的な理由などの判断から核地雷の配備そのものが中止となり、計画倒れになりました。
動物兵器6: スパイ猫
猫は実際にCIAがスパイとして利用した歴史があります。
- 猫の身体に小型マイクと電池
- 尻尾にはアンテナが埋め込まれ
- 猫が注意散漫にならないように空腹を感じなくする手術
~CIAの猫スパイ作戦~
時は1960年代の冷戦時代、CIAがソ連に対する諜報活動に悩んでいた時に立案された。
猫を諜報部員として訓練してスパイとして活躍させる計画であった。
上のような猫に育て上げるのに掛かった費用は「1000万ドル」。
実に膨大な費用であり、是が非でも成功させないといけなかった。
猫の最初の任務は、ワシントンD.C.のソビエト連邦大使館付近の公園。
そこのベンチに座っている2人の会話の盗聴だった。
猫は近くの道路から放たれた直後、タクシーに撥ねられて死亡して終わった。
「えぇ・・・・・。」となるが、もし目標のすぐ近くから放たれた場合は成功していかたもしれない。
だが、実際に近くに諜報員が猫を抱えていくのは困難で、実用性に欠けるので計画は失敗。
動物兵器:軍用イルカ
ここが都市伝説の一つです。
実際、イルカ自体は機雷探知などの哨戒活動で利用されています。
イルカは頭がよく、覚えもいいからこその軍事利用と思われます。
そして、武装したイルカがいるという都市伝説です。
この都市伝説は2005年にメキシコ湾を襲ったハリケーン。
このハリケーンで、米海軍が対テロリスト用に飼育していた武装イルカの施設が破壊され、36頭のバンドウイルカがメキシコ湾に逃亡した。
このイルカは睡眠剤入りの薬品を塗った矢を放つ「ダーツガン」を装備。
近海のダイバーやサーファーが襲われるという噂まで出てきました。
このイルカの噂を踏まえて米軍は武装した軍用イルカの存在は認めたが、逃亡したかどうかは回答を拒否したいいます。
そのため、噂に火がついた形となります。
まとめ: 動物兵器たち
最後の軍用イルカの為にここまで長い文章となってしまいましたが、こういった軍事目的に動物が利用されるのは戦争の恐ろしいところなのかもしれませんね。
ですが、今ではドローンや細菌兵器が、動物よりも利用されていますね。
この軍用イルカが攻撃できるかどうか、都市伝説なので信じるかどうかはあなた次第です。
という訳で今回のまとめ
- 戦争目的に使われた動物は「動物兵器」
- 自然界にいる動物は普通の動物
- 動物兵器は動物に武器を積むなどして戦争に利用
- 犬に地雷を積む、ニワトリを核爆弾の起動に利用
- 猫もスパイで使われ、コウモリは爆弾運びに使われた
- アメリカにはダーツを発射する武器を積んだイルカがいるという噂
- 自然災害で全て脱走し、近隣でサーファーを襲ったという都市伝説がある