マンドラゴラの正体とは?
そんなマンドラゴラの正体には複数ありますがヨーロッパでは
- ユリ
- バラ
- ユキノシタ
- バナナの根
- キイチゴの根
などがマンドラゴラでは?となっていました。(他にも複数の植物があります)
ですがマンドラゴラがどういったUMAという話なんですが、ちゃんと実在するUMAです。
正確には全く同じではなく、似ているような植物がマンドラゴラの正体となります。
[スポンサーリンク]マンドレイクという植物は実在する
実はマンドラゴラの元?になった植物が実在します。
それが地中海地域から中国西部にかけて自生する「ナス科マンドラゴラ属」のマンドレイクです。
マンドレイクの特徴としては以下の通り
- 根に数種類のアルカロイドを含む
- 毒性が強く幻覚や嘔吐、幻聴を伴う
- 根を摂取すると死ぬときもある
- 麻薬効果を持つ
- 根っこが人型みたいになることもある
- 細かい根を張るので抜くには強い力が必要
- 根を引きちぎるとかなり音がする
こういった特徴はマンドラゴラと共通する部分がありますね。
有名な説としては
マンドラゴラの悲鳴
マンドラゴラの悲鳴は「毒性のあるマンドレイクによって幻覚症状に陥った人が無理やり引っこ抜いた時の音がマンドラゴラの悲鳴と勘違いした」という説
です。
とはいえ、マンドレイクを摂取しないと幻覚・幻聴症状には陥りません。
茎を触っただけで死ぬというのはおそらくそのマンドラゴラの毒性の強さから茎を触っただけで死ぬんだという話に昇華したのが原因だと思います。
昔は医療に使われていた
そんなマンドレイクは鎮痛剤としても使えることから昔は医療にも使われていました。
ですが問題はその毒性の強さにあります。
先ほども言いましたがこのマンドレイクには幻覚症状を引き起こす効果を持っている神経毒を持っています。
かつては「鎮痛薬」「鎮静剤」「下剤」などに有用だったのかもしれませんが副作用がデカすぎるので今は使われないそうです。
とある戦いに用いられたマンドレイク
そして、この毒性の強さから戦いでもマンドレイクは活用されました。
それがカルタゴの軍勢が戦いにおいて街を放棄して撤退するときに「ワインにマンドレイクを入れ」ておきました。
その後、街に入ってきた敵軍は勝利に酔いしれそこに残ってあったワインを飲み干しました。
するとマンドレイクの毒の効能か眠ってしまった敵兵を戻ってきた軍勢が皆殺しにして勝利するという逸話があります。
トロイの木馬並びに睡眠薬入りのワインなど相手を勝利に油断させ一気に逆転する。
そんなときにこのマンドレイクは使われたということです。
まとめ
実際にマンドレイクという植物は実在しますが日本では自生していません。
気候のせいでしょうが、日本には日本で危険な植物はあります。
どの時代、どの国にもそういった毒性のある植物が自生するのは外部から身を護るためということが理由なんでしょう。
という訳で今回のまとめ
- マンドラゴラは人型の植物
- その根っこを触ると死ぬ
- 奴隷や犬を使って引っこ抜く
- 引っこ抜かれたマンドラゴラは悲鳴を上げ、その声を聴くと死ぬ
- 根っこ自体は錬金術などに用いられる
- マンドレイクという植物が実在
- 根っこは叫ばないが引っこ抜いた時の音は凄い
- マンドレイクの毒性は強く,摂取すると時に死亡する
- マンドラゴラ=マンドレイク
同じく人の形をしたUMA