今回お話するのは
5chの恐怖体験談
鵺塚
です。
動物に関する風習や呪いって科学的に否定してもどこか信じてしまいますね・・・。
気になるお話です。
【恐怖体験談】鵺塚
この話はある人の父親が亡くなる直前に聞かされた話だ。
昔、○川上流ダム群の周辺に3戸ほどの集落があった。
そこに住む人達は昭和初期まで、人が死ぬと洞窟に遺体を置いて風にさらし、風化を待つ風葬をおこなっていた。
また、遺体を風葬する洞窟には鵺(ぬえ)が棲みついており、肉だけ綺麗に食べ骨だけにしてくれるという言い伝えたがあったそうだ。
その骨を壷に入れ洞窟に収めていたという。
日本が高度成長期に差し掛かると、戦争中に使われていた防空壕から不気味な声が聞こえるとの噂が広まった。
そんな時、地元の若い衆3人が酒を飲んだ勢いから防空壕へ度胸試しに行ったそうだ。
無事に戻ってきた3人であったが、得体の知れない巨大な獣の死骸を持ち帰ってきた。
勇敢にも化け物を退治してくれたと、地元民も大いに喜んだそうな。
程無くして獣にトドメの一撃を加えた男が急死した。
葬儀は火葬で行われたのだが、男の遺骨が全て灰になってしまったのだ。
祟りだ呪いだとの噂が広まり、騒ぎが大きくなってしまった。
見かねた土地の有権者が、火葬炉の不手際によるもので祟りでは無いという事情を説明した。
だが、土地の有力者は防空壕の傍に獣の魂を鎮める小さな塚をひっそりと祀ったそうだ。
地元民はそれを「鵺塚」と呼んだが、塚がダムに沈んだ後でもその話をしようとする者はいなかったという。
迷信の様な話だと思って本気にしていなかったのだが、ふと思い返せば、父方の親族の葬式で骨上げをした記憶が無いのだ…。
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