サンジェルマン伯爵の一度目の死亡
そんな彼は不老不死といわれているのにも関わらず1784年に死亡しています。
1775年にフランスへ戻った彼が当時のルイ16世とマリー・アントワネットに忠告をした。
それは彼らの政権が革命によって打倒され滅びるという忠告だったが当時の彼らからすれば無礼もいい所で彼は逮捕され、投獄された。
その後ドイツに逃れた彼は錬金術の研究をカッセル伯爵邸で行っていたが1784年にリュウマチとうつ病などの病気で死亡したといわれています。
だが彼の死後、革命が1789年にフランス革命が起きた時、投獄されたマリーアントワネットにはサンジェルマン伯爵の言葉としか思えない手紙が送られていた。
さらに革命中にパリのあちこちに彼が現れ、とりわけギロチンがあった広場ではよく目撃されていたとも伝えられている。
[スポンサーリンク]焼失した彼の足跡と再びの死亡
そんな見事な復活劇を果たしたサン・ジェルマン伯爵に対してナポレオン3世はサンジェルマン伯爵に興味を抱いて彼に関する書類や資料等を集めていた。
その資料はすべてテュイルリー宮殿に集めたが1871年に火災に襲われて全て焼失してしまいました。
そんな足跡が亡くなった彼は1987年に西ドイツで死亡したと伝えられていますが、その後も彼を見たという証言は絶えません。
2回生き返るとかキリストもびっくりですね。
[スポンサーリンク]一説ではテロメアが特殊であった?
テロメアというのは人間の遺伝子が細胞分裂する際に短くなり、やがて無くなると老いてしまう。
そのテロメアがもしリング状の遺伝子であればテロメアが短くなることがなく、生殖はできないが一応理論上は不死になるという。
最近はそんな研究もされて、意図的にテロメアを長くすることもできるようになっているとのこと。
伯爵はそんなテロメアを持っていると言われているが別にテロメアが縮まないから不老不死になるとは限らないと思うんですがその点はどうなんでしょうか。
[スポンサーリンク]彼はスパイとして送り込まれた人間?
そんな彼の正体として何気に有力な説はフリードリッヒ2世の密命を帯びてフランスに送り込まれたスパイという説があります。
フランス宮廷に入り込むのもその一つであり、ヨーロッパ各地に旅をしているという話もその政治工作の一環であるというもの。
確かにプロイセン王の支援などがあれば資金や身なり、礼儀などの一般教養などにも精通しているのは納得できますね。
サンジェルマン伯爵は実はイルミナティのリーダーだった!?
そんなサン・ジェルマン伯爵の正体を研究していく中で、”陰謀”研究家の中にはサンジェルマン伯爵はあの秘密結社「イルミナティ」のリーダ―と主張する人もいた。
というのも、イルミナティはちょうどこの時期に結成され、時期的にも「サン・ジェルマン伯爵」が目撃され始めた頃と被る。
イルミナティの新世界秩序を作り上げる為の一環としてサンジェルマン伯爵がいたとしても別に不思議でもないが今は信憑性も低い。
だが、ちょっと妄想を膨らませるとなると一人の人間の偉大さを作り上げ,その男に権威などを集め、人々を従わせようとしていたと仮定するなら割と辻褄が合うような気もする。
[スポンサーリンク]最早経歴すら不明になったサンジェルマン伯爵の証言
サン・ジェルマン伯爵は以下の様な経歴を持っていると本人が公言しています。
- 200年以上前にスペイン国王フェルディナンド5世の大臣をしていた
- バビロニアにいたころはネブカドネザル大王が建設したバビロンの都にもよく行きました
- イエスにも出会ったことがあります
- 3千年以上前にエジプトのクレオパトラに出会った
- 飛行機や船、蒸気機関車なども見てきた
本当によく分からない経歴となる。
頭がいかれているのか?ただ口が回るだけの男だったのか・・・・。
まとめ: サンジェルマン伯爵はこんな人物
サンジェルマン伯爵は漫画・アニメの「ドリフターズ」にも出演しており、そこでも「年齢不詳の美男子、錬金術や歴史にも詳しい人物」として記されています。
この男性が本当は何者だったのかはいまだに謎のままです。
稀代のトリックスターなのか?本当の錬金術師なのか?
実は空想上の人物で似たような人間が名前だけを騙っていたのか?
まだまだ謎の多い人物ですが、この現代にまだいるそうなのであなたも会えるかもしれませんね。
というわけで今回のまとめ
- サン・ジェルマン伯爵は都市伝説上の人物
- イエス・キリストの時代から現代まで目撃証言がある
- 年を取らないのか外見が一切変わらない
- 数多く逸話があり、錬金術に秀でている?
- イルミナティのリーダーという説がある
- 一度死亡しており、復活している
- テロメアが特殊なのか不老不死の鍵となる!?