こんにちは。タクヤンです。
今回お話しするのは
都市伝説的な食人鬼一族
ソニー・ビーン
です。
知っている方は知っているゾッとする一族のお話。
ソニー・ビーンとは?
(引用:ソニー・ビーン – Wikipedia)
“ソニー・ビーン“とは15世紀~16世紀にスコットランドで存在していたといわれている人物です。
あまり聞いたことないと思いますが、残酷な犯罪だったので伝説と化しています。
その内容は
一族を率いて多数の人間を殺害し
その肉を食べたカニバリズム一家
ありえないと思い調べていましたが、エディンバラの観光産業の一端を担うほど有名だそうです。
初出典は1843年にジョン・ニコルソンの「ローランドの昔話」であり存在は眉唾物ではあります。
また、ロンドンのニューゲート監獄の犯罪カタログ「The Newgate Calendar」に掲載されたものが広く出回っています。
しかし,歴史家はこれを一切否定しており彼らが活動していた時期の公文書や書簡、日記や出版物などには一切登場していないと主張しています。
[スポンサーリンク]ソニー・ビーンの誕生と彼が初めての犯罪に至るまでの歴史
スコットランドのイースト・ロージアンで「ソニー・ビーン」は産まれ、庭造りや廃棄物処理等に父は従事し、彼も若いころは手伝っていたが怠惰で粗暴な性格もあってか労働を嫌って家を飛び出した。
そこで、性悪な女に出会いギャロウェイというブリテン島西岸のノース海峡に面した洞窟、そこの近くのバナーン・ヘッドの海岸の洞窟に暮らすようになった。
そこの入り口は満潮時に海面下に隠れるようになったので人目に触れにくかったというのもあり犯行は大きくなっていった歴史があります。
昔はそういった捜査網も広くはなかったでしょうし,犯罪が起きてもバレなかったんでしょう。
[スポンサーリンク]ソニー・ビーンの最初の犯罪の詳細
彼らは二人で共謀して通りがかる旅人を襲って現金を奪って日々の生活の糧を手に入れていたのですが問題はその方法です。
彼らは犯行がばれないように必ず襲った相手を殺害し金品を全部奪っていました。
だが、それでも奪った金品でも充分などではなく飢えに苦しんだ彼らはついに恐ろしいことを行い始めた。
それが、殺した人間の肉を食べ始めることだったが、まだこの段階では唯の食人鬼で終わります。
[スポンサーリンク]ソニービーンの驚くべき性欲とその家族
彼と妻はともに性欲が旺盛だったので男8人、女6人の子供を設けました。
さらにその子供たちが近親相姦を繰り返していき、男18人、女14人を産んでいきました。
そうしていき最終的にビーン一族は48人もしくは50人の大家族となっていきました。
そしてこの子供たちは通常の教育は全く受けず、言葉もたどたどしかった。
ただし
- 旅人を襲って取り逃すことなく殺害
- 解体して食料に加工する技術
などの技術だけは学んでいき専ら人肉を食料とした最悪な殺人集団と化してなってしまいました。
[スポンサーリンク]彼と一族の恐ろしい犯行とその被害
ビーン一族はチームワークがすさまじく、襲う相手は必ず5人以下で、襲撃する際は相手がどの方向に逃げてもいいように仲間を配置していたので誰も生還することはありませんでした
その為、ギャロウェイ海岸一帯で失踪事件は起きていたが誰も犯人が分からなかった。
さらに最悪なことに、行方不明者の宿泊した旅籠の経営者や素行不良者、犯罪歴のある人間などが逮捕、処刑されていきました。
彼らに食べられた人の数は30人以上?いや、300人以上とも言われている説があるが全く定かではない。
ただ、無実で処刑されていった人の数も考慮するとそれぐらいはあり得るのかもしれません。
事件の発覚と一族の結末
一族はそんな犯行を25年間繰り返していたある日、一頭の馬に乗って通り掛った夫婦を襲ったときにそれが起きました。
妻は捕らえられて殺害されたが夫は馬で逃走し、グラスゴーの役所への訴えでついに犯行が露になりました。
その話はスコットランド国王に報告されて事件を重く見た国王が自ら400人の兵を率いて捕縛の赴いた。
自ら兵を率いて犯罪者を討伐する王の鑑。
始めは満潮時に隠れるといったこともあり洞窟は見つかりませんでしたが結局は見つかりました。
発見されたソニービーン一家の洞窟には盗品以外にも夥しい数の人肉や人骨がありました。
当然一族の所業は極めて邪悪なものとされて、裁判は吹っ飛ばされ全員が極刑に処されました。
ソニー・ビーンと妻とその子供達は刑場に連れてこられ
- 男: 性器・四肢を切り取られ失血死するまでその場で放置
- 女: その様子を見せられた後、男たちと一緒にじっくりと火あぶりされた
という極刑に処されたが全員が改心の言葉を吐くどころか呪いの言葉を叫び続けていたと記されています。
[スポンサーリンク]ソニービーンが最後に残した言葉
これで終わりだと思うなよ
終わりなんてこないんだからな
この一家を題材にした映画が存在する
「サランドラ」は1977年のアメリカの古い映画で、かつて核実験場だった土地にやってきた旅行者が放射能の影響で奇形と化した一族に襲われるというホラー映画。
概要だけでもかなりやばそうな雰囲気が漂っているがなんと2006年にはリメイクされて続編まで制作されていますが,それだけソニー・ビーン一族の伝説が海外では人気だということが伺える。
[スポンサーリンク]人気漫画「進撃の巨人」にも「ソニー ビーン」の名前が出ているがこれがモチーフか?
そして、あの国民的人気漫画の「進撃の巨人」にも「ソニー」と「ビーン」という2体の巨人が出現している。
- 4m級巨人を「ソニー」
- 7m級巨人を「ビーン」
とそれぞれ名付けられ、その名づけの理由はハンジが「伝説的食人鬼から取ってきた」と話している。
確かに巨人たちは人間を食べているのでこういった「ソニー・ビーン一族」の名前がモチーフでしょう。
もちろんそれ以外の食人鬼たちの名前も考えられるが、「伝説的」という点から「ソニー」と「ビーン」という名前になったと考えられる。
[スポンサーリンク]まとめ: ソニー・ビーンはこんな一家
こんなの歴史に残るほどの大量殺人。
もしかしたら、この事件のせいで国政に影響されるのを恐れたスコットランドの王が事件そのものを封印したといわれています。
もし事実なら恐ろしい事件で、伝説だったとしても末恐ろしい事件ですが人肉をむさぼる事件は実際に起きています。
パリ人肉事件なども世界で起きた実際の悲惨な事件ですがこのソニー・ビーンの事件を信じるかどうかはあなた次第です。
まとめ
- ソニービーンはスコットランドの伝説的な食人鬼
- 15~16世紀に存在していた?
- 彼と彼の一族は50人にも及ぶ
- 必ず相手を逃さず被害者は全員解体されて喰われた
- 捕まり裁判を行われず全員極刑で死刑と
- 被害者は300人にもなるといわれる